hiraike32

Android アプリの開発を生業としています。

サンフランシスコ留学を終えて

f:id:hiraike32:20190331013300j:plain 最終日のバス待ちにて

6週間におよぶサンフランシスコでの留学が終了した。

思い返せば早かったような気もするけれど、大変なことや苦労したことがたくさんあったので、とっても長かったような気もする。

これからの人生において、貴重な布石になっていく経験になったんじゃないかな。

帰りの飛行機を待つ間に、留学する前の気持ちを振り返りながら、留学で感じたことや考えたことをまとめたい。

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1. 世界的サービスが生まれる街を知る

留学する前に考えていた目標の1つ目。これはなんとなく感じることがあった。

Google本社を訪れたり、サンフランシスコ市内のイベントに参加する中で感じたことは、「エンジニアが企業に大きく貢献している ⇨ エンジニアが働きやすい環境が整う ⇨ エンジニアの生産性が上がる ⇨ 貢献がさらに大きくなる」の好循環が進んでいるということだった。

イベントに来ている人だからかもしれないけれど、自分の技術がどうやって会社に貢献しているかを考えている人が多いような気がした。自分の技術にどれだけの価値があって、それをどうやって活かせるかを考えている人。

もしかしたら日本だと、営業や企画の人が作った案をもとに淡々と作るエンジニアが主流かもしれないけれど、それとはちょっと違う雰囲気を感じた。だからこそ、エンジニアが働きやすい環境がどんどん整っていって、優秀な人が生まれているのかもしれない。自分の価値をちゃんと考えているからこそ、3年くらいで会社を移ることができるんだと思った。

やっぱり優秀なエンジニアになるためには、技術だけじゃなくて、その技術を活かすために他の人ともコミュニケーションを取りながら、価値を最大化するための努力も必要なんだろうな。人と話したり、人前で発表することが好きなエンジニアが多かったので、そういうところは見習っていきたい。

作る人が大事にされていることが、世界的なサービスが生まれている背景の1つだと感じた。

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2. 英語への苦手意識をなくしたい

6週間の中で、だいぶ英語への苦手意識はなくなった気がする。英語で注文するのも、友達とチャットするのも、ドキュメントを読むのも慣れたと思う。

英語に触れるときの体力の消耗はだいぶ小さくなった。話すのは全然ダメだけれど、なんとなく話していることはわかるようになったし、何を言ってるのかわからないときは、 "I don't understand." って言って噛み砕いてもらえばなんとかなる。

あとは継続していくこと。嬉しいことに友達とのプロジェクトは続くので、英語でチャットしたり電話したりしつつ、コードを書くときはちゃんと英語のドキュメントを読んでいこう。

そのほかにも、「ちゃんと思っていることを伝える」、「失敗しても気にしない」、「細かいことも気にしない」という文化の中で生きてこられたので、そういう気持ちも忘れないようにしたい。英語でコミュニケーションを取るのはとても楽しかった。

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3. エンジニアとしてスキルアップする

コーディングにもけっこうな時間を使ったので、多少なりとも力はついたように思える。理解を深められた技術で言うと、Firebase / redux-saga / webpack / react-router / formik といったところかな。

1から作ったので、コンポーネントの設計をどうするかとか、styleをどこまで共通化するかとか、自分で色々と考える機会になって良かった。あと、デザイナーさんの偉大さが身にしみた。デザインはわからない。

これからは、引き続きErickのPortfolio製作を手伝っていく形になると思う。もう少しでWeb版が完成して、4月前半にはモバイル版も完成させたい。

github.com

たくさんの時間をコーディングに費やすことができて、けっこう幸せな期間だった。

まとめ

たぶん、言葉に表せるような留学の経験って全体の5%くらいで、残りの95%は知らないうちに身についていることだと思う。それらを言葉にするのは難しい。まあでもそういうことも気にしない。とりあえず、大きなトラブルもなく、健康に6週間を過ごせたのは本当に良かった。

あとは、留学という環境だと文字通り「一期一会」で、留学が終わったら簡単には会えない人が多いので、友達は大事にしようと改めて感じた。人との繋がりは本当に大事。誰かと一緒にいられる時間を大切にしたい。

6週間の留学は本当に良い経験だった。来週からは新卒として、社会人生活を全うしていきたい。